借金解決体験談

Ｊ.Ｏさん

私が初めて借金をしたのは、２５歳の時でした。仕事場の親方から２０万円を借りギャンブル（パチンコ・競艇）をしていました。ギャンブルは１８歳頃から初めていて、最初の頃ビギナーズラックの経験をし、その後も何度か大勝をしているにで、その時の思いが強く止めることができませんでした。２６歳の時に父親から借り、親方からの借金２０万円をすべて返済しました。その後３５歳までは借金をする事はなかったですが、ギャンブルは止めることができませんでした。

３６歳の時、仕事の営業資金がたりなくなってしまい、どうしようかと困っていた時に雑誌で見かけたＡ社の広告。最初はかなりドキドキした気持ちで連絡をしました。そしたら、簡単に５０万円借りることができ、営業資金とギャンブルに使いました。ここからが私の借金人生のはじまりでした。返しては借り、借りては返しの繰り返しで、ギャンブルを止めればいいと思ったのですが、昔の大勝した時の事を忘れられず、勝てば少しでも借金の返済が出来るという思いで、勝っても負けてもギャンブルを止めることが出来なかったし、仕事さえしていれば借金の返済が出来ると思い込んでいました。

８年位前も、朝から身体の調子が悪かったのですが、借金の返済の為に働かなくてはと思い、無理をして朝５時に集合をして水戸の現場まで向かっていました。病名は潰瘍でした当時借金をしていた事を家族にも周りの人間にも打ち明ける事ができずに、一人で悩んでいて精神的なダメージを受けていて、食べる亊もあまり出来なくて、小さいお弁当をお昼に持って行って周りからも心配されていました。このような事が潰瘍になった原因ではないかと今では思います。仕事をしていれば、返済できると思っていた反面。心のどこかではもうダメだと思っていた部分がありました。完全ダメだと思ったのは、平成１９年のリーマンショックでした。当時Ａ社から２００万円・Ｉ社からも２００万円計４００万円の借金があり、月の返済額が１０万円以上でした。そんな時にリーマンショックの影響で収入が月１０万円～２０万円の減少。借金の返済額を捻出するのがかなり苦しくなってきました。

ひまわりの会につながったのは、自営業をしているので、お願いしている税理士さんに借金の件を相談したところ、このひまわりの会の存在を教えてもらい、電話番号を教えてもらいました。

その後電話をし、予約をとりました。初めて訪問をする時、本当に大丈夫か？という気持ちと、かなりドキドキ感がありました。電話で予約をした時、「奥さんも一緒に来てください。」と言われたので、一緒に行ったのですが、妻には借金をしているという事は一言も言ってなかったので、初めて打ち明けました。妻からは「見損なった」と言われましたが、借金の件を話が出来た事、相談を出来た事、解決方法があると知ったことで気持ちがかなり楽になりました。その後司法書士事務所へのお世話になり、過払請求をかけてもらい、２社で１４０万位返ってきました。

過払い金があるとわかった時、騙されたと思いと、ほっとした気持ち、借金をした時の辛い気持ちなどいろいろな思いが心の中を巡りました。借金は解決が出来たのでほっとしたので、後は税金の問題です。借金をしていて、支払に四苦八苦していたので、当然税金の支払いまで回らなく、今現在固定資産税・国保税・住民税などの本税だけで１７０万円位滞納しており、保険証も短期で自宅の土地も抵当に入っています。過払い金が入り１３０万円位もって行ったのですが、相手にしてもらえず、全く聞いてもらえませんでした。税金はこれからもいろいろアドバイスをいただき解決していきたいと思います。

ひまわりの会に参加し、借金が解決でき気持ち的に楽になり、いい年末が迎えることができると思います。本当に感謝しています。後は、自分のギャンブルの問題です。ひまわりにつながり、ギャンブル依存症の２０の質問をした時、１２個あてはまり、依存症だと言われました。その当時、自分は絶対に違うと否認し続けました。が、ギャンブル依存症者の自助グループにとりあえず参加をすることを勧められたので参加してみました。最初のうちは何が何だか全く解らなかったのですが、仲間の方の話を聞いているうちに何となくわかるようになり、自分の病気を認めることが出来ました。今でも、仕事が遠い現場ではない限り参加しています。

これからも、ひまわりの会と自助グループには、出来る限り参加し続けて行きたいと思います。本当にありがとうございました。

2016年12月20日